会社のハンコは、商号と設立形態が決まっていれば注文でき、ご注文の翌日に届きます。印面の文言と素材を決めて注文し、試し押しで印影を確かめ、印鑑届書を出すまでが作成の流れです。
印面の文字と書体は会社の形態で決める
会社のハンコで最初に決めるのは、印面に入れる文言です。代表者印は会社名と役職の文言を組み合わせ、株式会社なら「代表取締役印」、合同会社なら「代表社員之印」とするのが一般的な形です。設立形態によってこの役職の部分が変わるため、注文の前に商号と形態を確定させておきます。
書体は、印影がきちんと読み取れるものを注文時に選びます。登記に提出する印は照合に適したものである必要があり、押すたびに印影が変わるゴム印や浸透印は使えません。文言と書体を先に固めておくと、あとの工程で迷わずに進められます。
素材で変わるのは価格で届く速さは変わらない
会社のハンコは素材によって価格が変わりますが、届く速さはどの素材でも同じで、ご注文の翌日にお届けします。そのため素材選びは主に価格で判断でき、予算に合わせて決められます。
| 素材 | 3点セット価格 | 位置づけ |
|---|---|---|
| 柘(あかね) | 6,980円 | 手頃な木材で価格を抑えた選択肢 |
| 黒水牛 | 10,480円 | 黒色系で価格は中位 |
| オランダ水牛 | 15,980円 | 明るい色系で価格は最上位 |
どの素材でも、セットにはハンコとケース、電子印鑑が付属します。電子印鑑はセットに含まれるので、単品(1,320円)を足すのは名義を増やすときや買い替えのときだけで足ります。
注文から試し押しまでに確認すること
注文時には、印面に入れる文言と書体を指定します。ハンコが届いたら、すぐに登記へ回さず、白い紙に試し押しをして印影を確認します。文字の欠けやかすれ、指定した文言との違いがないかを見ておきます。
代表者印を登記に使う場合は、サイズも確かめます。法人の実印は、辺の長さが1cmの正方形に収まらず、かつ3cmの正方形に収まる大きさと定められています(法令の規定)。市販の会社印セットは通常この範囲に収まっていますが、届いた時点で一度確認しておくと確実です。
印鑑届書の提出とオンライン申請での任意化
代表者の印鑑を法務局に届け出るときは、「印鑑(改印)届書」を使います(法務局の様式)。この届書に代表者印を押して、法務局へ提出します。
令和3年2月15日以降は、オンラインで登記申請を行う場合に限り、印鑑の届出が任意になりました(法務省の案内)。ただし、契約や法人口座の開設で実印を求められる場面は残るため、届出をしない場合でも代表者印そのものは用意しておきます。なお、押すたびに印影が変わるゴム印や浸透印は、登記の印としては使えません(法令の定め)。
設立日から逆算した注文のスケジュール
ご注文の翌日にお届けするため、設立の直前でも手配は間に合います。登記を予定する日から逆算すると、次のような日程で準備できます。
- 登記の3日前に、素材と書体を決めて注文します
- 登記の2日前に、届いたハンコを試し押しして印影を確認します
- 登記の前日に、印鑑(改印)届書へ押印し、申請書類をそろえます
- 登記の当日に、法務局へ登記を申請します
翌日お届けなので、この日程より短い準備期間でも対応できます。設立日が決まった段階で早めに注文しておくと、試し押しやサイズ確認にあてる時間に余裕が生まれます。
開業セットで印面と素材を一度にそろえる
ハンコを一本ずつ別々に買うと、書体や素材、到着日がそろわないことがあります。開業セットなら、必要なハンコとケース、電子印鑑が一式になっていて、印面と素材を一度にそろえられ、ご注文の翌日に届きます。
それぞれのハンコの役割や選び方は、会社印鑑は3点セットで足りるや会社ハンコとはの記事にまとめています。作成の手順と役割の整理を分けて押さえると、準備を進めやすくなります。
よくある質問
- 印面の文言は会社の形態でどう変わりますか。
- 代表者印は会社名と役職の文言を組み合わせ、株式会社では「代表取締役印」、合同会社では「代表社員之印」とするのが一般的です。商号と形態が決まっていれば印面を確定できます。
- 届いてすぐ登記に使えますか。
- 使う前に試し押しで印影の欠けやかすれを確認し、サイズが1cmの正方形に収まらず3cmの正方形に収まる範囲かを確かめます。市販の会社印セットは通常この範囲に収まっています。
- オンラインで登記申請するなら印鑑届は出さなくてよいですか。
- 令和3年2月15日以降、オンライン申請では印鑑の届出が任意です。ただし契約や口座開設で実印が必要になる場面は残るため、代表者印は用意しておきます。
- 会社の設立前にハンコを作ってもよいですか。
- 商号と設立形態が決まっていれば作れます。印面はこの2点で決まるので、設立日から逆算して早めに注文しておくと安心です。
設立の準備を始めるなら、開業セットから素材を1つ選び、登記の日から逆算して注文しておくと、ご注文の翌日に会社のハンコが手元に届きます。