税理士に依頼する際、費用を抑えたいと考えるのは当然のことです。しかし「格安税理士」という言葉の裏には、思わぬ落とし穴が潜んでいることがあります。今回は、「格安税理士」に依頼する際に注意すべき5つの危険と、後悔しないための税理士の選び方について詳しく解説します。
1. なぜ「格安税理士」が危険なのか?
税理士業界は価格競争が激しく、特にインターネットで集客している事務所では「月額9,800円」「決算料無料」といった格安プランが目立ちます。しかし、その安さには理由があり、依頼者にとっては以下のようなリスクが伴うことがあります。
2. 格安税理士にありがちな5つの危険
危険①:対応が遅い・雑になる
格安で多数の顧客を抱えている税理士は、一人ひとりへの対応が疎かになりがちです。メールの返信が遅い、相談しても具体的な回答がもらえないなど、ストレスが溜まることも。
危険②:経験不足のスタッフが対応することも
格安事務所では、実際の対応を新人や補助スタッフが行うケースもあります。税務調査や複雑な税務処理が必要な場合、知識不足によるトラブルが起こる可能性があります。
危険③:節税提案がない、または誤っている
料金が安い分、節税提案や経営アドバイスといった“付加価値”が省略されることが多いです。最悪の場合、誤った税務処理で税務署から指摘を受けるケースも。
危険④:契約後に追加料金が発生する
「決算料込み」「〇〇円ポッキリ」と謳っていても、実際は各種書類の作成や年末調整などで別途料金が発生することがあります。契約前に見積もりの内訳をしっかり確認しましょう。
危険⑤:税務署との対応が不十分
税務調査が入った際、格安税理士では十分な対応が期待できないことがあります。経験豊富な税理士であれば税務署との交渉も安心して任せられますが、そうでない場合はリスクが高くなります。
3. 後悔しない税理士の選び方
ポイント①:料金体系が明確か
「格安」でも、料金に何が含まれているかが明示されていれば安心です。見積もりや契約書で内訳を必ず確認しましょう。
ポイント②:相談のしやすさ
実際に面談や電話で相談したときの対応を見て、信頼できるかどうかを判断しましょう。丁寧に話を聞いてくれる税理士は、長期的なパートナーとしても安心です。
ポイント③:実績・経験の豊富さ
開業何年か、得意な業種や対応可能な会計ソフトなど、事前に確認しておくと良いでしょう。特に法人の場合は、法人税の知識が豊富な税理士を選ぶことが重要です。
4. まとめ:安さだけで税理士を選ばない
「格安税理士」は確かに魅力的に映りますが、その裏には対応の質やサービス内容に不安がつきまといます。大切なのは、料金だけでなく「自分のビジネスにとって最適なパートナーかどうか」を見極めることです。
信頼できる税理士を見つけることで、税務の悩みから解放され、経営に集中することができます。